夫婦間において、どちらかが働いて年収600万円程度稼いでおり、どちらかが専業主婦(専業主夫)として家事に専念し、夫婦で子育てをしていたとします。
この夫婦が離婚し、夫婦のうち家事に専念していた方に子どもの親権が移った場合に、働いていた方は一方にどの程度養育費を支払う必要があるのでしょうか。
夫婦の片側が年収600万円だった場合の養育費の相場について以下にご紹介します。
■年収600万円の養育費の相場
具体的な養育費の金額の相場としては、子どもが何人いるかによって大きく異なります。
〇子供が1人の場合
子どもが1人の場合は、月々6万円から10万円程度、年間では72万円から120万円程度の養育費が支払われます。
〇子どもが2人の場合
子どもが2人の場合は、月々8万円から14万円程度、年間では96万円から168万円程度の養育費が支払われます。
〇子どもが3人の場合
子どもが3人の場合は、月々10万円から14万円程度、年間では120万円から168万円程度の養育費が支払われます。
夫婦の片側が年収600万円であることから想定すると、月々の手取りは約30万円程度と考えられます。
養育費を支払う側が自身の生計を立てつつ、支払いを放棄することなく養育費を支払い続ける事を考えると、養育費は月々の手取りの2割から4割程度で算出することが妥当であるため、上記のような金額の相場となっています。
弁護士水野博之は神奈川県横浜市を中心に皆様の法律に関する問題の解決をご支援させていただいております。
離婚問題・養育費の支払いについてお悩みの方は、お気軽にアレイナ横浜法律事務所(弁護士 水野博之)までご相談ください。
年収600万の養育費は相場いくらになるか
弁護士 水野 博之(アレイナ横浜法律事務所)が提供する基礎知識
-
過失割合
交通事故では、被害者と加害者の双方に過失がある場合が多いです。 ...
-
労務問題
時間外労働に残業代の未払い、セクハラやパワハラと言った職場でのトラ...
-
親権と監護権
「父親だが、親権について母親と対立している。やはり争うと負けるのだ...
-
個人再生を...
現在個人再生を考えているが、個人再生を利用することによって所有し...
-
労働条件
「合意していないのに、一方的に賃金を引き下げると言われた」 「仕事...
-
取引先との...
企業を経営する場合には、必ず取引先というものが存在します。 こう...
-
損害賠償
損害賠償は、民事上の責任です。 損害賠償には、積極損害、消極損害...
-
相続
大切なご家族が亡くなってしまった時、降って湧いたように発生する問題...
-
背任と横領の違い
背任罪は、刑法247条で「人のためにその事務を処理する者が、自己若...
弁護士 水野 博之(アレイナ横浜法律事務所)(神奈川県/横浜市、川崎市、藤沢市、横須賀市)|年収600万の養育費は相場いくらになるか